プリクラの落書きを事前にしてみよう
こんにちは、おおやまですよです。
突然ですが皆さんは「芸能人格付けチェック」というテレビ番組をご存知ですか?
簡単に説明すると、出演している一流芸能人の方々が高級食材や芸術作品の真贋を見抜いていき、見抜けなかった芸能人はだんだん番組内での扱いが雑になり、最終的に「写す価値なし」として本当に消えてしまう(演出上透明になる)、という番組です。
当然芸能人の方たちは消えるのを嫌がっており、視聴者である我々はそれを見て面白がっているのですが、
よく考えたら、実生活でミスが重なった時って、消えたいって思いませんか?
さて、それとは関係なく今日はプリクラの話をしようと思うのですが、
プリクラのラクガキタイムって、短くないですか?
そもそもプリクラのラクガキタイムとは…
プリクラの撮影終了後、「日付」「行った場所」「名前」などを書くために設けられた時間のことです。
最近は「ネタプリ」と言って、プリクラに工夫を凝らしたラクガキをする場合も多いようです。
しかしプリクラのラクガキタイムは、短い。
機械や混雑状況によって様々ですが、制限時間が設けられており、通常3分くらいしかラクガキできないようになっています。
3分なんて短いもので、文字や絵をラクガキするには十分な時間ではありませんし、当然「何書こう…」なんて迷っている時間もありません。
一説によると、「日清カップヌードルにお湯を注いでから出来上がるまで」と「3分」はほぼ同じ短さだそうです(そりゃ短いわけだわ…)。
はてさて、困ってしまいました。
「上手なラクガキしたいけど、時間がない。」
「時間を気にせず、自由にラクガキしたい。」
しかし、これらの悩みを解決する方法が一つだけあるのです。
そうそれが、
「事前ラクガキ」。
用意したのは透明なシートとポスカ。
透明なシート(正確にはアセテートフィルム)は画材屋さんなら基本的においていますし、
ポスカはポスカ屋さんで購入できます。
この二つを使い、目暮警部を下に敷いて、ポスカでなぞると
このように目暮警部がきれいに模写できます。
そしてこのフィルムを持ってプリクラを撮れば、ラクガキタイムに―
「さてこのプリクラに何を書こうかな…そうだ、目暮警部描きたいな!でも目暮警部ってどんな見た目だったっけ…はわわ、そうこうしているうちに時間が!!」
こんなハプニングに直面しても
「へっへー!事前に目暮警部を書いてきたもんねー!!」
と、軽々対処することが出来ます。※
(※)ここでは目暮警部が描きたい場合を例として紹介しましたが、他のキャラクターの場合でも可能です。読者を絞るような表現ではないので、ご安心ください。
☆☆☆☆☆☆☆
以上が「事前にラクガキをする」の概要となります。
お分かりいただけましたでしょうか?
それではこのアイデアを元に実際に撮影したプリクラを2点、ご覧ください。
①普通のプリクラ
普通のプリクラには大抵、日付と行った場所、名前が書いてあるので、事前にラクガキをする場合は、あらかじめ行く日にち、場所を考えた上で描きましょう。こちらです。
いかがでしょうか。
単に「大阪」と書くのではなく、舌鼓を「打つ」とバットで「打つ」をかけ、「舌鼓のバッティングセンター」というひねりを効かせた表現を書くことが出来ました。ひねりが効いていますね。
また、パソコンで打ち出した紙の上からなぞっているので、字が下手な僕でもめちゃくちゃ上手く書けました。
このプリクラが世に出た場合、「筆跡が小塚明朝 Pro Hにそっくりな人」として一世を風靡してしまう可能性をもはらんでいます。
事前にラクガキしてると生きてていいこといっぱいありそう!次行きましょう。
②ネタプリ
イラストでボケたりポーズでボケたり、「アイデアを練ること」が前提のネタプリは、事前ラクガキと相性がいいはず。見てみましょう、こちらです。
先程と同様文字はパソコンで打ち出しているので、このプリクラが世に出た場合も「筆跡がヒラギノ角ゴ Std W8にそっくりな人」として一世を風靡してしまう可能性を勿論はらんでいます。
写すだけでもすごい手間だったんですが、構図を考えて1から描いた葛飾北斎は、ひょっとしたらめちゃくちゃ絵がうまかったのではないでしょうか……。
さておき、事前にラクガキをすれば、葛飾北斎でさえプリクラに添えることが出来るのです。
さぁ、「事前ラクガキ」の魅力は伝わったでしょうか?
皆さんもぜひ、チャレンジしてみてください。
僕はまず一緒に写ってくれる人を探そうと思います。