期待の話
高校時代、弁当にかかるしゃけフレークをご飯から落としたら「鮭雪崩(しゃけなだれ)やないかい!」といつも怒ってくれた友達にゆうパックで大量のしゃけフレークを送った。
「いやスゲーありがたいわ 笑」
とラインで一報あり。
もう高校のときのように、鮭雪崩やないかい!と怒ることはなかった。
僕たちはもう社会人になってしまったのか…でも少しは、そう思えないような瞬間が欲しいと期待してしまう。
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仕事帰り、どうしてもコーヒーが飲みたくなってスターバックスに寄った。空いていたこともあって、店員は気さくに喋りかけてくれた。
お仕事帰りですか?あ、そうです、遅い時間までお疲れ様です、いえいえ開いてる時間に来れてよかったです、今日寒いですよね?いやほんとに、もうコート必要ですもんね…etc。
料金を払ってしばらくして、コーヒーを受け取った。
カップに何も書いていなかった。
何も書いていないことに気づいて、少しがっかりしてしまった。
そしてがっかりしたことで初めて、自分はコーヒーに何かが書かれていることを期待していたのか、と気付いた。
例えば宝くじを買って→外れる
このフローでは宝くじを買う際に必ず期待が発生する。
しかし今回の場合、期待と失望の2部門同時受賞(同時に複数の感情を得た、という意味です)…初めての感情で帰りの電車はずっとモヤモヤしてた。あと5分遅延してた
ただ、しばらくしてようやく同じテンプレートを見つけたのですが、これは少女漫画における、
「とにかく気が合う、、冗談も言い合える、仲の良かった男子に彼女が出来た、その時に気づく、私彼のこと好きだったんだ…(夕焼けに照らされた大きな木の下で泣く)」
これ。これと同じです。
この感情が、それと一致すると気付くまでにかなり時間がかかってしまった。ヒロイン失格ですわ。
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最後に、「天満」と女性が言う時自分の頭の中ではどうしても電マがよぎってしまうのですが、この話を知人女性に正直に打ち明けるとその女性も頭の中ではテンガがよぎっている、それと同じだと言われた。
冬に1つ安心を得た。失礼いたしました。