期待の話

高校時代、弁当にかかるしゃけフレークをご飯から落としたら「鮭雪崩(しゃけなだれ)やないかい!」といつも怒ってくれた友達にゆうパックで大量のしゃけフレークを送った。

「いやスゲーありがたいわ 笑」

とラインで一報あり。
もう高校のときのように、鮭雪崩やないかい!と怒ることはなかった。
僕たちはもう社会人になってしまったのか…でも少しは、そう思えないような瞬間が欲しいと期待してしまう。

紅鮭ほぐし(鮭フレーク)無添加80g×3

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仕事帰り、どうしてもコーヒーが飲みたくなってスターバックスに寄った。空いていたこともあって、店員は気さくに喋りかけてくれた。
お仕事帰りですか?あ、そうです、遅い時間までお疲れ様です、いえいえ開いてる時間に来れてよかったです、今日寒いですよね?いやほんとに、もうコート必要ですもんね…etc。

料金を払ってしばらくして、コーヒーを受け取った。
カップに何も書いていなかった。
何も書いていないことに気づいて、少しがっかりしてしまった。

そしてがっかりしたことで初めて、自分はコーヒーに何かが書かれていることを期待していたのか、と気付いた。

例えば宝くじを買って→外れる
このフローでは宝くじを買う際に必ず期待が発生する。
しかし今回の場合、期待と失望の2部門同時受賞(同時に複数の感情を得た、という意味です)…初めての感情で帰りの電車はずっとモヤモヤしてた。あと5分遅延してた

ただ、しばらくしてようやく同じテンプレートを見つけたのですが、これは少女漫画における、

「とにかく気が合う、、冗談も言い合える、仲の良かった男子に彼女が出来た、その時に気づく、私彼のこと好きだったんだ…(夕焼けに照らされた大きな木の下で泣く)」

これ。これと同じです。
この感情が、それと一致すると気付くまでにかなり時間がかかってしまった。ヒロイン失格ですわ。

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最後に、「天満」と女性が言う時自分の頭の中ではどうしても電マがよぎってしまうのですが、この話を知人女性に正直に打ち明けるとその女性も頭の中ではテンガがよぎっている、それと同じだと言われた。
冬に1つ安心を得た。失礼いたしました。

法螺貝をもらい、フィギュアをつくる

三四郎の漫才の終わりに小宮が言ってる「すごいストレス!終わりで〜す」っていうの、あれを社会でもやりたい。

さて、8/19にめでたく私大山は23歳を迎え、その誕生日プレゼントとして2ヶ月後に友人から法螺貝をもらった、というエピソードからは今日のブログは始まります。

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法螺貝。紐は別売り(¥17500)。
吉野で買えるらしい。

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ツイッターにも載せた写真。
カラオケでの練習もあり随分うまく吹けるようになった。


この友人とは高1からの付き合いで、きっかけは何気なく自分が発したボケに対する「国民性疑うわ」というツッコミからだった。

以降、「財布に戻せば仲間作れるやろ」「2択か2択じゃないかの2択やな」など、僕の人生を数々のツッコミで彩ってくれている。


これもその友人の話。



昔、京都は木屋町ジョーズというバーで「進研ゼミを始めるとみるみる就活がうまくいく」という10分尺のコントをやったこともある。


さておき、そんな彼からのプレゼント、
去年はディアボロだった。
お返しとして僕は、彼の誕生日にサインソニック非接触式赤外線放射温度計をあげた。

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ディアボロ。大道芸とかでよくあるやつ。

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サインソニック非接触式赤外線放射温度計。レーザーポインタで対象物を照らすと、その温度が分かる。

お互いとても喜んで、今でも時々それを使って遊んでいる。

そして今年もらったのが法螺貝(約4万5000円)。
誕生日プレゼントに異常なインフレが起きたためお返しに一瞬悩んだが、今年はフィギュアを作ることにした。


ロフトの3Dフィギュアスタジオで作ることができる。
撮影スタジオがマトリックスみたいで、マトリックスのことはあんまり知らなかったが興奮した。

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カメラ。102台、全部一眼レフ。サブカル人間の墓場でもこんな数のカメラは見つからない。

黒いスウェットなどは撮影に適さないらしく、ちょうど持ってきていたTシャツを着て撮影した。


そして…
撮影後1週間で3Dのデータが届いた。

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3Dデータなので、全角度から自分が見れるのがヤバい(語彙力2)。

そしてさらに2週間後には現物が届いた。

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純度100%の自分…!!
家族にも見せましたが、大写メ大会になりました。
ちょっと頬がこけてるのがリアル。
あと腕がもう折れそう。


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友人にあげたらめちゃくちゃ喜んでいた。オフィスの自分のデスクに飾ってくれるらしい。
白い土台部分は、季節ごとにススキのジオラマをつけたり、ハッピを着せたりしたいらしい。扱いはほぼリカちゃん人形

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喫茶店にて。
トーストをすごい喜ぶ俺が生まれた。

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自撮り

今までは単純にプレゼントの渡し合い感が否めなかったのですが、
法螺貝をもらって法螺貝を吹く俺のフィギュアをプレゼントするという、、今回初めてプレゼントに「文脈」を作れたことが良かった、とお互いこのプレゼントを褒めちぎっていました。

経済的な余裕が生まれたら、一度フィギュアを作ってみる価値はあると思います。ぜひ(¥58500)。

無人島に持っていきたい音姫

電車がプリウスレベルで静かで、思わず筆をとった次第です

人は誰しも突然悲劇のヒロインになってしまうこんな世の中ですが、今その渦中にいるのは「映画始まるからワクワクしてデスノートを1冊ずつ揃えていた人」です。
こんな暴力的な商品が出るとは。


通るたびその匂いが魅力的で、いつか絶対行こうと思っていたラーメン屋にようやく行けた。
着席してすぐ中華そばを頼んだ。
一口食べて思ったのは、店の外に漏れる匂いと口の中に広がる味が寸分の狂いもないという事。
自分の嗅覚を褒めるべきか或いは落胆するべきか、、

カドヤ食堂 本店

食べログ カドヤ食堂 本店




電車には猫の格好をして、本を読んでいる女性がいました。
もうすぐハロウィン、という感じです

のっぺらぼうの話①

のっぺらぼうっていう怪談がある。

のっぺらぼう
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ある橋の上で、自殺をしようとする女がいる。それを見かけた男は、
「そんなことをしなさんな、どういうわけがあるのか話してごらん」と声をかける。
「おじさん、こんな顔でも話を聞いてくれる?」
振り向いた顔はのっぺらぼう。

男は慌てて一目散に走り出す。
しばらく走ったあと、屋台のそば屋を見つけ、そこに入る。

いやぁこんなことあったんだよと店主にペラペラと話す男。
オチを先に言うとこの店主ものっぺらぼうなんですが、
「そりゃあ気持ち悪いこともあったもんだ、ところで旦那が見たのはこんな顔で?」

ひょいと店主が顔を上げると、なんと、店主の顔ものっぺらぼう!!!

逃げた先でもあらゆる人がのっぺらぼうで、結局これは夢だった、、という怪談。



のっぺらぼう、どこから声出てるんですか?
僕からは以上です。



隅田川花火大会とドローンの話

警官と警備員の数が打ち上げられるそれと同じ数配備されていることでおなじみ、
隅田川花火大会に行った。



2万発の花火が打ち上がるらしい。
奈良県の花火大会全て足してもこの数には及ばない。

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警備員も打ち上がったらちょっと見てしまうくらいにはいい花火。


ちなみにこの花火大会はドローンを飛ばすことを禁止している。

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というわけで、奈良から持ってきたドローンはただリュックでガサガサと音を立てるだけで、飛ばしてあげることはできなかった。
ごめんな、ドローン。

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ただ、ドローン持って行ったらめちゃくちゃ笑ってもらえた。笑いが欲しい人はドローンを買うべきだ。


この日記を見てドローンが売れて欲しいと願うばかりだ、そう、飛ぶように…

明日から使える嘘の豆知識の話

明日から使える全部嘘の豆知識を考えました。使う相手は選んでください。


■紅茶・緑茶・烏龍茶の発祥は全てイギリス。
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ー嘘です。紅茶はイギリス、緑茶、烏龍茶は中国です。ただし、全部同じ茶樹から出来ていて、その製法が異なるというだけです。


■全身青色のペンギンがいる。
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ーいません。ペンギンのお腹の白黒模様は、敵であるアザラシに見つかりにくくするため、光と同色の白いお腹に変化していったと言われています。


■化粧品でおなじみ「DHC」は「ダイアモンド・ハート・キュア」の略。
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ー違います。「大学翻訳センター」の略です。昔は化粧品ではなく、洋書の翻訳委託業を行っていたことからこの名前になったそうです。


■国会が初めて開かれ、初めて審議された内容が「道路は左側通行にするべきか、右側通行にするべきか」。多数決によって、左側通行に閣議決定した。
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ー昔武士は刀を左腰にさしていたので右側通行になると、すれ違う時に刀同士がぶつかってしまう、いわゆる鞘当という侮辱行為につながってしまうため、左側通行になっていきました。よって嘘です。


■トウモロコシの粒の数は、病気などでない限り必ず偶数になる。

ー本当です。あ、嘘の豆知識を用意したと、嘘をついてしまいました。人間としておしまいです。

優先座席の話

近鉄電車の座席の色が変わっている!!!!
もしかしたらこの電車だけそうなのかもしれない。
今までだったら

赤色→普通の座席
灰色→優先座席

だったのが、逆になってる。
めっちゃ気持ち悪いな。こんなことするメリットある?

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逆にすることで、優先座席の精神を持つことは普通なんですよ、と伝えているのかもしれない。
多分そんな感じやけど、これで電車内の灰色率が増してしまった。床も大概汚い色なのに。

昔小学校の授業で作文を書いて業者に添削してもらう日があって、その作文のテーマが「優先座席は必要か否か」。

内容はすっかり忘れてしまったけど最後の一文だけはぼんやり覚えてる。
「灰色の座席も赤色に塗り替えなければいけないと思う」…みたいな。
要するに優先座席(灰色)なんて区切りをつけずにみんな優先座席精神を持とうねみたいな作文だった、はず。

その頃は近鉄電車しか乗ったことがなくて灰色イコール優先座席が全国共通だと思っていた。
で、作文が返却されて添削を読んでいると、見事に最後の一文に

「????」

って付いててすごいショックやった。
比喩が伝わってない…!!みたいな。
その後、先生に質問をして優先座席は必ずしも灰色ではないと知る。
いや、にしても!
「???」は傷つくて!

それ以来比喩を意識的に使おうと思うと毎回このエピソードが脳裏に蘇ってくる。もう10年くらい経つのに。
これも気持ち悪いね。